フィリピンで猛威をふるった台風30号ハイヤンがハノイへ近づいています。
ダナンへ上陸すると思われた台風は進路を若干変え、洋上をハノイに向けてまっしぐらに北上中。フィリピンでの被害をふまえ、経路周辺では20万人以上が避難しています。ハノイ到達予定は明朝4時ごろとのこと。
ハノイに来て4回目の台風シーズンですが、今まで大きい台風に出会ったことはありません。食糧を買いだめしておいたほうがいいといわれた昨年の台風も、過ぎてみれば春一番にもならない程度。
それでも街中では、木が倒れたり、看板が落ちたりと、それなりの被害が出ていました。だから、今回の台風ではどれだけの被害がでるのかと心配です。
ハノイの建物は、おおむね鉄筋コンクリート造ですので、フィリピンほどの被害にはなりえないと思いますが、看板工事や屋上の鉄骨造の増築などの付属物は、強風を想定していないひ弱なものの多いハノイです。
以前、紹介した虎の檻といわれる集合住宅の水平方向の増築も、一度被害が起きればドミノ式に被害が増えそうですし、街をいろどる並木も大きいため、樹の枝が落ちただけでも大きな被害になります。
強くない風でも、思わない被害が出る可能性があるので、風の吹いている間はなるべく外にでないほうがよい市内。今回、台風の到達が活動の少ない朝早くになったのは幸いです。
今、台風は風速40m/sec程度。
ハイフォンへ上陸後、ハノイへ早朝やってきます。
街はいつもどおりの様相ですが、いつものような、なんでもない台風であってくれればよいと思います。
※2013年11月12日追記
台風は東側へそれて、ハノイはかすっただけでした。
被害もほとんどなく、いつものような軽い台風に終わりほっとしています。今日は、台風一過の晴天にめぐまれて、気持ちのよい青空がひろがっています。
台風情報は、ベトナム気象局のホームページに更新されていましたので、次回のために下記にリンクを残しておきます。またフィリピンのほうに台風に変化しそうな熱帯低気圧が発生したようです。大きな被害にならないことを祈ります。
参考リンク